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コラム

【AI時代にこそ輝く】将来なくならない職業と、必要な5つのスキル

「将来なくならない仕事って何だろう?」
「これからの時代に求められるスキルって?」

そんな疑問や不安を抱えている就活生の方も多いのではないでしょうか。

AIやテクノロジーが進化する今だからこそ、
人にしかできないことの価値が、より強く求められています。
これからの時代に“本当に必要とされる仕事”“社会人に必要な力”について、
一緒に考えてみませんか?

目次

はじめに ~AI時代と仕事の未来~


AI(人工知能)やロボティクス、ICT(情報通信技術)の進化は、社会やビジネスに大きな変化をもたらしています。RPAやAIチャットボット、画像認識技術などの登場により、従来人が担っていた仕事の一部は機械やプログラムに置き換わりつつあります。

「AIによって私たちの仕事はなくなるのでは?」と不安に感じる方もいるでしょう。しかし、AI時代だからこそ価値が高まるのが、人にしかできない仕事です。その代表例が、私たちが携わる介護の仕事です。

介護職は、相手の心に寄り添い、安心感や生きがいを届ける職業です。AI時代においてますます必要とされる理由を、このコラムで詳しくお伝えします。

AI時代に失われる仕事・残る仕事

AIやテクノロジーの進化は、社会の仕事の形を大きく変えています。
日本の野村総合研究所とオックスフォード大学の共同研究によれば、
日本の労働人口の約49%が技術的に自動化可能な職業に就いていると推計されています。

🔻 AIに置き換わりやすい仕事(自動化リスク上位職種例)

1. 一般事務・データ入力

定型帳票の作成や文書整理はAIやRPAで効率化が進んでいます。

2. 会計・経理補助

仕訳や伝票入力、経費精算などはAIが得意とする分野です。

3. 工場の組立・検査作業員

繰り返し作業や精密さが求められる作業はロボットが担っています。

4. レジ・受付業務

セルフレジ、顔認証決済、オンライン受付が普及し、人の役割が減っています。

5. タクシー・バス・配送ドライバー

自動運転技術の進歩により、全国は下図のように導入が進んでいます。

国別・用途別の導入概要

国・地域 種類 導入状況(2025年現在)
アメリカ ロボタクシー Waymo, Cruise, Uber+May Mobility等で商用展開中
中国 ロボタクシー Baidu Apollo, WeRide等が複数都市で運用中
ヨーロッパ ロボバス・ロボタクシー フランス、スイス、スペインなどで試験運行・実証中
日本 ロボタクシー 2025~30年に向けて実証・限定導入段階
米国一部都市 自動配送 Tesla、Uber×Avrideによる一部実証サービスが開始

🔻 AI時代も必要とされる仕事(残る仕事例)

1. 介護・福祉職

感情の機微に寄り添い、安心や生きがいを届ける仕事です。

2. 医療職(医師・看護師・リハ職)

高い判断力と対人対応力が求められます。

3. 保育士・教育職

子どもの成長に合わせた対応は人にしかできません。

4. 企画・マーケティング職

創造性や顧客心理の洞察が求められます。

5. 経営・コンサルティング職

複雑な意思決定と人の導き役です。

これらの仕事に共通するのは「人ならではの価値」が求められる点です。

介護業界の未来 ~社会から求められる理由~

2025年現在、日本は超高齢社会の真っ只中にあります。
75歳以上の後期高齢者の人口は急速に増え、地域社会の中で介護を必要とする方の数も過去最大規模となっています。
さらに、2030年、2040年を見据えると、団塊ジュニア世代が高齢期を迎えることで、介護ニーズは今以上に拡大することが確実です。
このような背景のもと、介護業界の未来には次のような特徴が現れています。

✪地域包括ケアの進化と「住み慣れた地域で最期まで」の実現

国や自治体は、「地域包括ケアシステム」のさらなる進化を推進しています。
住み慣れた地域で、医療・介護・福祉・住まい・生活支援が一体となり、誰もが安心して暮らせる社会づくりが急務です。
介護職はその要となる存在であり、地域を支える多職種連携の中心的役割を担っています。

✪テクノロジーと介護の融合が進む時代

今後の介護現場では、AI・ロボット・ICTがますます活用されます。
例えば・・・
•「見守りセンサーやウェアラブル機器」による体調モニタリングの標準化
•「移乗支援ロボット、排泄ケア支援機器」の普及
•「音声入力・自動記録システム」のさらなる高度化

 当社アサヒサンクリーンでは、 

•「浴槽」を軽量化(カーボン製)し、職員の腰痛防止
•「マルチ担架シート」を利用し、お客様の移乗を変更(抱き抱えからの脱却)
•「空調服」を着用し、熱中症対策  等に取り組んでいます。

しかし、これらはあくまで「人を支える道具」であり、ご利用者様に安心や生きがいを届けるのは、最終的には介護職の人の力です。

✪社会的価値の高まりと専門職化

2030年以降、介護職は単なるケア提供者ではなく、地域社会を支える専門職としての期待がますます高まります。
認知症ケア、看取りケア、家族支援、福祉用具の選定・活用提案、地域づくりの担い手として、多様なスキルや知識が求められます。
社会全体が介護職の役割を再評価し、やりがいや専門性、待遇の向上を目指す動きも広がっています。

✪多文化共生と介護現場の国際化

労働力不足を補う形で、外国人介護職の活躍がさらに広がります。多文化・多言語の中でご利用者様やご家族を支えるため、
介護職には「文化的背景を理解し、調整する力」も求められるようになります。
地域に根差し、文化の橋渡しをする介護職の重要性は、これからの社会で一層大きくなります。

 現在、当社アサヒサンクリーンでは以下の取組みを進めています。 

•つばさ日本語研修センターをアサヒサンクリーングループに迎え、技能実習生向けの日本語研修を実施。
現在は計5校で開設しています。
•介護現場で活躍できる外国人財を、介護業界向けに有料職業紹介サービスとしてご提供をしています。

AIと人間の役割分担 ~介護現場の具体例~


介護の現場では、AIやテクノロジーは人の仕事を奪うものではなく、私たちを支えるパートナーです。
たとえば、介護施設では、移乗用リフトや浴槽機材、見守りセンサーが安全性を高め、職員の身体的負担を軽減しています。
訪問入浴サービスでも、記録業務には「電子カルテやタブレット端末」が導入され、情報の正確性と共有スピードが向上しました。
そして、残業時間の削減にも大きな成果を出しています。

しかし、どんなに技術が進んでも、ご利用者様の不安を和らげ、笑顔を引き出すのは人の役割です。
 「ありがとう」「気持ちよかった」という言葉は、温かいまなざしや声かけ、そっと寄り添う手から生まれるものであり、AIには決して置き換えられません。 

私たち介護職は、テクノロジーの力を借りながら、より「人と向き合う時間」を大切にしています。

これからの未来予測 ~AIと人が共に築く介護のかたち~

今後10年、20年の介護の現場では、AI・ロボット技術の活用がますます進んでいくと予測されています。
例えば・・・

 ☘生活支援ロボットの普及 

ご利用者様の起床、就寝、服薬、排泄支援をサポートするロボットの開発が進み、日常生活の自立度向上に寄与します。

 ☘AIによる健康状態のモニタリング 

心拍、血圧、睡眠、活動量などをリアルタイムで測定・解析し、異常を早期に検知するシステムが標準化されるでしょう。

 ☘電子記録の自動化・音声入力化 

ケア記録はAI音声認識やセンサー連携により、介護職員の手入力の負担をさらに減らし、ケアの質向上に集中できるようになります。

 ☘地域全体での見守り・連携強化 

自治体や医療機関、介護施設がAI基盤で情報を共有し、高齢者を地域ぐるみで見守る仕組みが一般化する可能性があります。

人間の役割はますます重要に

これらの技術が広がる未来においても、人が担う役割は決して小さくなりません。
むしろ、次のような「人にしかできない仕事」がより重要になると考えられます。

✿利用者様やご家族の気持ちに寄り添い、信頼関係を築くこと
✿不安や孤独を感じている方に、安心感と生きがいを届けること
✿AIやロボットが示すデータをもとに、最終的な判断や調整を行うこと
✿チームや地域と連携し、最適なケアをデザインすること

AIはあくまで道具であり、真に大切なのは「それを使う人の心」です。アサヒサンクリーンは、テクノロジーと人の力を融合させ、未来の介護をともに築いていきます。

AI時代に社会人として身につけたい5つのスキル

AIやロボットの進化は、社会のあり方や働き方を大きく変えています。
技術の進歩によって便利で効率的な世の中になる一方で、求められる人材像も変わってきました。
これからの社会では、単に作業をこなす力だけでなく「人だからこそ発揮できる力」が強く求められます。

AIにできることと、人にしかできないことを見極め、両者をうまく組み合わせる力が、社会人としての価値を高めるのです。
この章では、AI時代においてどの業界・職種でも通用する、社会人として必要なスキルを具体的に解説します。
特に介護の現場で生きる力として、ぜひ意識してほしい内容です。

1. コミュニケーション力

相手の意図や感情をくみ取る力、言葉だけでなく表情や態度で安心感を与える力。社会人としての基盤です。
介護現場では、「今日は少し元気がないな」というわずかな変化を感じ取ることが信頼につながります。
ビジネス全般でも、相手の意向をくみ取り、的確に応える力が成果を生みます。

2. 柔軟性・状況対応力

AI時代は変化のスピードが速く、予期せぬ事態に臨機応変に対応できる人が求められます。
介護現場では、ご利用者様の体調や気分の変化、突発的な出来事に応じて、その場で最善の行動を取る力が必要です。
固定概念にとらわれず、新しい視点で考える姿勢も重要です。

3. チームワーク力

社会では個人だけで成果を出すことは難しく、他者との協働が不可欠です。
介護職では、多職種スタッフやご家族と連携し、ご利用者様を支えます。
相手を尊重し、助け合いながら目標に向かう力が信頼と成果を生みます。

4. デジタルリテラシー

ICTやAIの活用はすべての業界で進んでおり、介護業界も例外ではありません。
電子記録や見守りセンサー、情報共有アプリを使いこなすことが業務の効率化、ミス防止、サービス向上につながります。
技術を恐れず、前向きに学び続ける姿勢が大切です。

5. 自己成長力(学び続ける力)

技術や知識が日々進化する社会では、学び続けることが社会人としての価値を高めます。
介護分野では、認知症ケア、リスクマネジメント、福祉機器の活用、感染症対策など、学ぶべき分野は広範です。
自ら進んで成長の機会をつかむことが求められます。

アサヒサンクリーンで描けるキャリアと成長

アサヒサンクリーンは、社員一人ひとりの成長と挑戦を全力で支えています。
私たちは訪問入浴サービスのパイオニアとして、全国に介護サービスの拠点を展開し、地域社会に貢献しています。
その中で新卒の皆さんが安心して成長し、自らの可能性を広げていける仕組みが整っています。

新人研修(4月)では、静岡で集合型研修を2週間程度行っており、介護の基礎知識や技術だけでなく、社会人としてのマナー、チームワークの大切さ等を学びます。
そういった座学に加えて、車両や介護の実技研修も実施しています。
その後、各支店単位への研修へ移行します。
現場でのOJT研修がはじまると、先輩職員(OJT担当者)が丁寧に指導し、失敗を恐れず挑戦できる環境があります。

2年目以降でも、研修は定期的に開催しています。
また、職場環境改善に向けた取り組みや、新人指導、サービス改善提案など、より幅広い役割に挑戦できます。
そして、資格取得支援制度も充実しており、長期的なキャリア形成をサポートしています。
介護系の資格「介護福祉士実務者研修、介護福祉士、ケアマネジャー」等の支援をはじめとして、それ以外にも「Grow up career制度」というものを2025年に新設しました。
これは「業務に役立つ資格」と判断された資格は「受験料を会社が補助する」という制度です。

 アサヒサンクリーンでは、職員は「会社の財産」と考えています。 

このような研修や資格取得支援をとおして、職員一人ひとりの成長を支援し続けていきます。

新卒の皆さんへのメッセージ ~まとめとしてお伝えしたいこと~

AIやテクノロジーの進化によって、社会はこれまでにない速さで変化を続けています。
多くの業務が自動化され、効率化が進む中で、「人だからこそできる価値」はより一層、社会に求められる時代が到来しています。
私たちが携わる介護の仕事は、その代表です。
ご利用者様の心に寄り添い、不安を和らげ、喜びや安心を届ける――それはAIやロボットには決して真似できない、人間だけが持つ力です。
皆さんがこれから社会人として一歩を踏み出す時、「どんな仕事を選ぶか」「どんな自分になりたいか」を考えることと思います。
AI時代の社会で活躍するためには、技術に使われるのではなく、技術を味方にし、人にしかできない役割を果たしていくことが大切です。

アサヒサンクリーンは、そんな皆さんの挑戦と成長を全力で応援します。
私たちは、テクノロジーと人の力を融合させ、より良い介護の未来を創る企業です。
安心して挑戦できる環境、学び続けられる仕組み、仲間と支え合う職場があります。

まとめ:AI時代に求められる「あなたにしかできない仕事」を共に

 このコラムを通してお伝えしたかったことは、次の3つです。 

1. AI時代でも、介護職のように人に寄り添い価値を届ける仕事はなくならない
AIでは代替できない、人の心を動かす仕事がこれからの社会で必要とされています。

2. 社会人として、コミュニケーション力・柔軟性・チームワーク・デジタルリテラシー・自己成長力が求められる
これらのスキルを磨くことで、AI時代に強くたくましく活躍できる人材になれます。

3. アサヒサンクリーンは人にしかできない価値を大切にし、あなたの成長を支える企業です
安心できる研修・資格取得支援制度、挑戦を応援する社風、キャリアを描ける多様な道があります。

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